町と空が一望。若きテキーラバー経営者の部屋
瓦町にあるテキーラバーAnejo(アネホ)の経営者で、自らを〝食文化仕掛人〟と名乗る大西さんのお部屋にお邪魔しました。お店まで歩いて行ける高松のど真ん中で暮らしています。まだこの部屋で暮らし始めて1年経ちませんが、角部屋の不思議な間取りと、目下に町が一望できる大きな窓の開放感がお気に入りです。
# 4
住み人 DATA
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name
大西 英登
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family
一人暮らし
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location
高松市内中心部
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floor plan
2DK
あるものは再利用!
ドラマや海外の様子が垣間見れる語学番組が好きな大西さん。朝起きてお店のオープン準備までが、録りためた番組を見るお楽しみタイムです。そのテレビ台になっているのが、お酒のキャリーケース。一見、不安定でグラグラしそうに見えますが、全然大丈夫。お店で使っていた背の高い椅子をサイドテーブルにしています。
椅子4つ+板=ハンガーラック完成!
一番奥の寝室でも面白いものを発見。リビングにもある椅子を4脚重ねて、これまたお店で使っていた木の板をのせると即席ハンガーラックが出来上がり。この隣に布団を敷いて寝ています。お店が終わって夜中に帰宅してもすぐ眠るので朝9時までには起床するそうです。
好きな照明デザイナーの作品から
“光の魔術師”と呼ばれるイタリア人の照明デザイナー、インゴマウラーの作品を真似て手に入りやすい材料で照明をDIY。アクリル板に糊でティッシュペーパーを貼り付け、金のスプレーで着色。鉄串など材料はすべてホームセンターで購入し、LED電球含め制作費は1万円程度。乾燥も必要なので、完成までに1日かかります。
寝室以外はカーテンなし
ここはリビングと洋室の間にあるスペース。お店で使用していた大きなテーブルを壁に沿って設置し、料理本や好きな本を飾って。寝室以外にはどの窓にもカーテンをつけていないけれど、北向きなのでまぶしく感じることもないそう。
年に一度はスペイン旅行へ
年に一度スペインのバスク地方にあるサンセバスチャンに勉強も兼ね、食を目的に旅行している大西さん。“世界一美食の街”と呼ばれるサンセバスチャンが現地でガイドをつとめるほど詳しい。自分のお店ではテキーラに合うスペインとフレンチのテイストを取り入れた創作料理を提供中だそうです。食べてみたい!
ハンモックみたいな座り心地
座っている椅子はメキシコ生まれのアカプルコ・チェアで、屋内外で使えます。一見、深く座ると後ろに落っこちそうですが、試しに座らせてもらうと…ハンモックのような包み込まれる座り心地。リビングは6帖で決して広くありませんが、一人暮らしの部屋によくある「座卓+座椅子」ではなく、テーブルと椅子でコーディネートしているのが素敵です。アイデア次第でお金をかけなくても暮らす人らしいおしゃれな部屋になるんですね。